災害時の避難所や支援物資で配られる食料は、おにぎり、パン、アルファ米、カップ麺などの炭水化物がほとんどです。これらは大人の主食にはなりますが、歯が十分に生え揃っていない赤ちゃん(離乳食期)が食べることはできません。乳幼児がいる家庭では、一般的な大人の備蓄食料とは別に、赤ちゃん専用の「離乳食・ベビーフード」の備えが絶対に不可欠です。今回はその選び方と賢いローリングストック方法を解説します。
1. 離乳食期の必要備蓄量と「ローリングストック」の実践
離乳食は、赤ちゃんの月齢(5ヶ月〜1歳半頃)によって「固さ」や「食べられる食材」が急激に変化します。そのため、賞味期限が5年もある専用の非常食を大量に買い込んでしまうと、いざ被災したときには「月齢が合わなくて食べられない」という問題が起きてしまいます。**そこでおすすめなのが、賞味期限が1年〜1年半前後の「市販のレトルトベビーフード」を常に多めに(約2週間分〜)キープしておくローリングストックです。** 日常の外出時や忙しい日のご飯として消費しながら、常に新しい期限のものをストックするようにしましょう。
2. 防災用として使いやすいベビーフードの条件
- 常温でそのまま食べられるもの:お湯を沸かせない完全な停電・断水環境に備え、温めなくても美味しいパウチ型・カップ型のベビーフードが最適です。和光堂やピジョンなどの主要メーカーのレトルトは常温でも油が固まらず食べられます。
- スプーン付き・自立するパッケージ:避難所でお皿が使えない状況を想定し、容器そのものがお皿の代わりになり、折りたたみ式のプラスチックスプーンが最初から同封されているカップタイプのベビーフードが極めて優秀です。
3. 忘れがちな「おやつ」と「水分補給」の備え
避難所生活は赤ちゃんにとっても大きなストレスになり、機嫌が悪くなったり夜泣きが増えたりします。**赤ちゃん用のせんべいやビスケットなどのお気に入りの「おやつ」**は、カロリー補給だけでなく、赤ちゃんの機嫌を直すための非常に大きな心のケアアイテムになります。また、下痢や高熱による脱水を防ぐため、**ベビー用イオン飲料(アクアライトなど)や麦茶の紙パック・粉末**も必ずリュックにストックしておきましょう。
まとめ:赤ちゃんの食べ慣れた味を非常時にも
赤ちゃんは非常に繊細で、見知らぬ環境の中で初めて食べる味の非常食を拒絶してしまうことがあります。普段からローリングストックを活用して色々なベビーフードの味に慣れさせておくことが、被災時の偏食や栄養不足を防ぐ最大の備えとなります。今日から赤ちゃんの「美味しいストック」を始めましょう。
離乳食期の備蓄に!売れ筋のベビーフードセット
温め不要でスプーン付きのカップタイプや、月齢に合わせたレトルトパックのアソートセット。もしもの時にも食べ慣れた味で安心できる、人気の備蓄アイテムです。
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