災害に備えて非常食を用意する際、どうしてもご飯や缶詰、レトルトおかずといった「食事」に目が行きがちです。しかし、実は被災した避難所や自宅での避難生活で、大人から子どもまで最も「心の支え」になるのが、普段食べ慣れている「お菓子(甘いもの)」です。今回は、防災リュックとおうち備蓄に必ず入れておきたい保存用お菓子の効果と、おすすめ製品について解説します。
1. 被災時にお菓子・おやつが果たす「3つの超重要役割」
- ストレスの軽減(精神安定効果):大災害による緊張や不安、冷たい避難所生活では、甘いものを一口食べるだけで脳内にセロトニンが分泌され、張り詰めた心がすっと軽くなります。特にお子様にとってはお菓子の存在が最大の安心感になります。
- 手軽で迅速なエネルギー(カロリー)補給:お湯を沸かしたり温めたりする必要が一切なく、開けるだけですぐに高カロリーを摂取できます。避難時の移動中やパニック状態の初期水分が限られる場面で大活躍します。
- 唾液の分泌を促す:不安や水不足で口の中が乾きやすい災害時、クッキーやドロップなどを噛む・舐めることで唾液が分泌され、お口の中の衛生維持にも繋がります。
2. 防災用に開発された「長期保存缶(5年保存)」の決定版
普段食べているお菓子は賞味期限が数ヶ月から1年程度ですが、最近はお馴染みの人気メーカーが「5年保存缶」を多数製造しています。
- ビスコ保存缶(グリコ):乳酸菌が入った優しい甘さのビスケット。個包装になっているため、避難所でも周りの人と分け合いやすく衛生的です。
- マリー缶・チョイス缶(森永):食べ慣れたサクサクのビスケットが頑丈な缶に入っており、衝撃で割れずにそのままの美味しさをキープします。
- リッツ保存缶(ヤマザキ):塩気と油分があり、おやつとしてだけでなく、おかずやスープに添えて食事代わりにもなる万能クラッカーです。
3. チョコや羊羹(ようかん)のエネルギー補給力
お菓子の中でも特にエネルギー効率が高いのが「羊羹(ようかん)」です。井村屋の**「えいようかん(5年保存)」**などは、手袋をはめたままでも片手で簡単に押し出して食べられる設計になっており、登山や一次避難のリュックに最適です。また、チョコレートも疲労回復に抜群ですが、夏場は溶けてしまうため、防災備蓄用には溶けない製法で作られた専用のチョコレートやクランチタイプを選びましょう。
まとめ:いつもの味をローリングストックに少し混ぜておこう
お菓子は、生き延びるための「栄養」だけでなく、心を生き長らえさせるための「心の薬」になります。5年保存の缶詰だけでなく、普段食べているポテトチップスやキャンディ、クッキーを少し多めにキープしてローリングストックし、日常的におやつタイムを楽しみながら備えるのも素晴らしい防災対策です。
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